安産の水と安産日吉神社
この社の東側にはかつて比楽河が流れていたこともあり、その伏流水の湧水が多く流れる安産川はとても澄み切ったきれいな川でした。
この水を汲み、口をそそぎ、手を洗い、身を清めて船人は安全を、百姓は五穀豊穣を、女性達は良き出会いと安産をお祈りしてお祭りが執り行われています。
お宮の名の如く安産の神様として祈念し、安産の水をいただいたものは難産しないといわれ、参拝者の多くは女性で占められていました。
又、他社に余り見られぬ女性からの絵馬や燈篭などの奉納品も少なくなく、安産日吉神社は女の神様といわれています。